潰瘍性大腸炎とは
※専門的な内容に関しては医師の監修が入ったサイトを御覧ください。
本サイトは潰瘍性大腸炎患者である著者の経験談や勉強したことを記載しています。
潰瘍性大腸炎とは、簡単にいうと大腸が炎症を起こし、
下痢や腹痛・血便といった症状を起こす病気だと、
私は担当の先生から教えて頂きました。
厚生労働省指定の難病でもあります。
現在、明確な原因が特定できていないという特徴もあります。
私自身も潰瘍性大腸炎2年生ではありますが、
発症した当時は、《難病》という言葉が怖く、毎晩不安にかられ、
どんな病気なのかを血眼になって調べていました。
以下に医師の監修が入った専門サイトを紹介しながら、
潰瘍性大腸炎の簡単な紹介ができればと思います。
専門家による潰瘍性大腸炎の説明
旭化成メディカルさんが運営するUC WAVEによると、
潰瘍性大腸炎は下記のように説明されています。
私は活動期を経て、現在は寛解期を迎えています。
潰瘍性大腸炎とは、何らかの原因により大腸の粘膜に炎症が起こり、びらん(ただれ)や潰瘍ができる病気です。
炎症は通常、肛門に近い直腸から始まり、その後、その奥の結腸に向かって炎症が拡がっていくと考えられています。腸に起こる炎症のために下痢や粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)、発熱や体重減少などの症状があらわれます。
病状は、おさまったり(寛解期)、悪化したり(活動期)を繰り返すことが多く、長期にわたってこの病気とつきあっていくこともあります。
【引用元】
旭化成メディカル UC WAVE
http://www.asahi-kasei.co.jp/medical/uc-wave/ulcerative_colitis/about.html
潰瘍性大腸炎の患者層・患者数
難病情報センターさんによると、
多くの方が潰瘍性大腸炎として難病指定を受けているようです。
様々なメディアで
患者数が2017年で18万人を超えた
この20年で5倍以上に増えた
とされているほど、患者数が増えています。
難病情報センター 特定疾患医療受給者証所持者数 より作図
私自身はもっと潰瘍性大腸炎で悩まれている方は多くいると思っています。
というのも、
公表されているデータは《特定医療受給者証》交付件数でカウントされており、
この《特定医療受給者証》を受けていない患者さんもいるからです。
指定難病に定められている潰瘍性大腸炎は、
医療費自己負担分の一部が助成されるのですが、
それには保健所での申請と認定が必要となります。
私もそうでしたが、
保健所に行くのが面倒くさく、後回しにしている方もいると思います。
わが国の潰瘍性大腸炎の患者数は166,060人
(平成25年度末の医療受給者証および登録者証交付件数の合計)発症年齢のピークは男性で20~24歳、女性では25~29歳にみられますが、若年者から高齢者まで発症します。男女比は1:1で性別に差はありません。喫煙をする人はしない人と比べて発病しにくいと言われています。
【引用元】
公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター
http://www.nanbyou.or.jp/entry/62
身近な潰瘍性大腸炎
あまり聞き慣れない病名ですが、
実は誰もが知っているあの方も潰瘍性大腸炎に悩まされていると言われています。
病気とうまく付き合いながら、
一度は最前線を離れたとしても、復活されているのが特徴です。
安倍晋三 内閣総理大臣
第90代・第96代・第97代・第98代内閣総理大臣の安倍晋三さん。
2007年に一度辞任をされていますが、
そのときの理由の一つが潰瘍性大腸炎による体調悪化だと報道されています。
この病気を抱えながら総理大臣をつとめる胆力は本当に凄いと思います。
「薬で何とかコントロールできると思ったのですが、それが無理なほど悪くなっていました。それなら一日も早く辞めたほうがいいだろうと考えたのです」
(中略)
首相辞任のころには、頻繁に便意をもよおし、トイレに駆け込むほどに悪化。国会答弁を十分にこなせないまでになっていた。【参照】
読売オンライン yomi Dr.
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20120105-OYTEW53549/
若槻千夏さん
最近、テレビの出演機会が再度増えてきた若槻千夏さん。
タレントとしてだけではなく、子育てや独自ブランドの立ち上げなど、
多方面で活躍されていますが、
潰瘍性大腸炎であると報じられています。
2006年「神経性胃炎および 潰瘍性大腸炎」で体調を崩した事から、全てのレギュラー番組出演と年末年始の番組収録をキャンセルし、2か月間の療養に入る。
【参照】
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%A7%BB%E5%8D%83%E5%A4%8F
まとめ
他にも調べてみると潰瘍性大腸炎の芸能人だけでなく、
プロスポーツ選手も沢山いるようです。
私もそうですが、うまく病気とつきあっていけば、
問題なく仕事や趣味を続けることも可能であると思っています。
そのあたりのレポートはまた今度。
それではー
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