みそじ男は、社会人になってから潰瘍性大腸炎になりました。仕事は長時間に渡り、頭をつかい、お客様ありきの仕事だったため、とにかくストレスがたまりました。でも大学時代も、研究室での研究は長時間に渡り拘束され、とにかくストレスのたまる状態でした。しかしながら、大学時代は下痢に悩まされることはなかったので、もしかしたらストレスと潰瘍性大腸炎の発症は関係ないのかも、とも思ったりします。
ちょっと考察してみたいと思います。
ストレスは潰瘍性大腸炎の発症と関係しているのか
結論からお伝えすると
「わからない」
そうです。そもそも難病指定されている理由にもなりますが、潰瘍性大腸炎の原因は未だに不明とされています。推測されている原因をいくつか下記に挙げたいと思います。
推測される原因1:ストレス
以前もエントリーしましたが、ストレスはやはり潰瘍性大腸炎の大敵と言われています。ストレスが潰瘍性大腸炎を引き起こす可能性があるのは、下記理由です。
・ストレスホルモンによる過敏性腸症候群
・ストレスによる交感神経優位が引き起こす便秘などの腸負担
このあたりが繰り返されることで、腸に負担が起こり、慢性的に炎症を起こしてしまうのでは?というのがみそじ男の考察です。
推測される原因2:免疫異常
実はストレスよりも有力の説とされているのが、この免疫異常説です。このあたりは大阪大学の研究でも進んでいるようで、アメリカの科学誌として有名な「Immunity」でも公開されるほど、注目を浴びています。
難解なのですが、
『とある温泉をイメージしてください。源泉だけだと熱湯に近い温度なので、水を入れることで適温が保たれていました。しかしある日、水が出る蛇口が壊れてしまい、水が一切でなくなってしまい、温泉が熱湯になってしまった。入るとやけどしてしまう。』
みたいな感じです。
普通の人間は、水が出るようになってるのですが、潰瘍性大腸炎患者は水が出ないので、ずっと火傷してる、そんなイメージだと思います。
正しく遺伝子が機能していれば、炎症を起こす原因となる様々な物質を抑制してくれるようなのですが、遺伝子が機能していないと炎症を起こす原因となる様々な物質が産出され続け、免疫が暴走を起こしてしまうようです。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2017/20171220_1
推測される原因3:食生活の変化
脂質の多い食事に変わったことが原因では、とも言われています。確かに、アメリカでは以前より多かった潰瘍性大腸炎患者ですが、日本でもこの十数年で潰瘍性大腸炎患者は激増しています。この十数年で、食生活も大きく変化しており、そのことが腸に負担をかけている、とも考えられています。
みそじ男の潰瘍性大腸炎発症直前のストレス状態
少しでも参考になればとのことで、みそじ男の潰瘍性大腸炎発症前のストレス状態を書いておきます。みそじ男が潰瘍性大腸炎になったのは、2016年。その当時は、労働環境が劣悪で、早く帰れても終電、徹夜する日もしばしば。土日もどちらかは出社しているという状態が続いていました。
また、仕事も営業職種からスタッフ職種へと変わり、リーダーからマネジャーへと役職も変わったこともあり、なれない仕事にストレスを貯めていました。
そんなタイミングで血便が出るようになり、診断をしたところ潰瘍性大腸炎だということが分かりました。
一方で、これまでにそういったストレスがなかったかというと、そんなこともありません。高校時代は部活が非常に厳しく、血便が出るようなストレス下におかれていました。大学時代は留学した際、英語もわからず、研究もうまくいかず、円形脱毛症になるほどストレスが溜まっていました。
しかし上記のときは、血便は一切でず、下痢などもなかったため、潰瘍性大腸炎ではなかったと思っています。
これだけでは判断ができないのですが、そうやって考えると
・ストレスが積み重なった結果、発症する
・ストレスと潰瘍性大腸炎の発生は関係がない
のどちらかかと考察しました。
全然関係ないですが、こうやって考えると、昔からストレスに囲まれた人生を送ってきているな、と反省をしました。そもそもそういった環境を選びやすい・変えられない性格をどうにかしたほうが良さそうですね。反省です。。
まとめ
完全にみそじ男の主観となりますが、潰瘍性大腸炎を発症させる原因は免疫不全が一番確からしいなと感じています。ストレスが直接的な原因で、潰瘍性大腸炎を発症しているのではないのではないでしょうか?
一方で、潰瘍性大腸炎になったあとは、ストレスは間違いなく悪化させる原因だと思いますので、ストレスには気をつけた方がいいと思います!
アリーヴェデルチ(さよならだ!)
最近のコメント