最近、通常の団信付き住宅ローンが通らない潰瘍性大腸炎(UC)患者にワイド団信を紹介する金融会社が増えているみたいです。もちろん、ワイド団信だとしても住宅ローンが団信つきで組めるのは嬉しいことなのですが、ちょっと落ち着いてほしいんです。
その金融会社が提携している保険会社の引受基準では、潰瘍性大腸炎はだめかもしれないですが、他の金融会社が提携している違う保険会社の引受基準なら潰瘍性大腸炎(UC)でも通常の団信が通る可能性があるんです。住宅ローンの営業マンは自社の商品しか紹介できないのでこうなりますが、騙されないでほしい。潰瘍性大腸炎患者でも、健常者と同じ金利で団信付きの住宅ローンを借り入れられる可能性があることを知ってほしい。
というわけで、長くなりましたが、先に結論を書いておくと、
『出せる金融機関全てから団信付き住宅ローンを断られるまで、ワイド団信に申し込むべきではない!』
どこに申し込めばいいのよ、という方は、下記の記事読んでください!
※2019年2月更新【解体新書】潰瘍性大腸炎患者は団信(団体信用生命保険)に加入し、住宅ローンを組めるのか(※随時更新)
時間ない方はとりあえず、下記で申し込んでみてください。
SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行)
ちょっとだけ追加で説明していきます。
ワイド団信とは
ワイド団信というのは正式名称じゃないんですよね。
正しくは、
『加入条件緩和割増保険料適用特約付団体信用生命保険』
だそう。
ながっ!!
健康上の理由で、通常のワイド団信に入れなかった方が、
金利を上乗せするかわり、加入条件を緩和してもらって団信に入れるようにしてもらうサービスのことです。
金利の上乗せ目安
だいたい、+0.3%のところが多いですよね。
通常の団信付き住宅ローンの金利が0.7%だとした場合、
ワイド団信は0.7%+0.3%=1.0%となります。
5,000万円くらいの住宅ローンを組むと、
0.3%というのは5,000-6,000円/月の額になるので、
馬鹿にできない額なんです。
保険と言われれば決して高い金額ではないと思うんですが、
きちんとケアさえすれば死ぬ可能性は少ない潰瘍性大腸炎なのだから、
やっぱり金利上乗せされるのは嫌なんですよね。
ワイド団信にしなくても加入できる可能性がある団信つき住宅ローンは
みそじ男の経験だと可能性があるのは、下記の2行でした。
SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行)
千葉銀行
特に住信SBIネット銀行は、
金利が0.5%をきっているため(2019年4月時点)、
大手メガバンクのワイド団信に加入したときの金利の半額程度ですみます。
このあたり、みそじ男の実経験を踏まえて書いているので、よければ読んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?
ワイド団信は素晴らしい制度だと思ってます。潰瘍性大腸炎(UC)患者といっても、ひとりひとり病気の重さが全く違いますし、労働状況も全く違うので、みそじ男のように、健常者と同じ金利で住宅ローンが組めるかはわかりません。ネットの書き込みをみていると、全滅してしまう人のほうがマジョリティのようにも思います。通常の団信が駄目だったときは、ワイド団信は前向きに考えて良いサービスだと思います。(死亡保険と考えれば高くはないサービスなので)
ただ、金融機関の営業マンは自社商品だけを当然押してきますので、他の金融機関であれば、通常の金利で団信付きの住宅ローンを組める可能性があることだけは頭に入れておいてください。全部出してみてからでもワイド団信に申し込むのは遅くありませんよ!
アリーヴェデルチ(さよならだ!)
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