あくまでみそじ男が受けた検査結果をベースになりますが、潰瘍性大腸炎患者として受けた内視鏡検査の病理検査の結果を読みとけるように、単語集を作ってみました。
参考までにどうぞ。
潰瘍性大腸炎患者 内視鏡検査 病理検査結果
いくつか検査結果表をもらいましたので、晒しながら説明していきますね。
潰瘍性大腸炎患者が受けた内視鏡病理検査
こんな感じの、病理検査結果資料を渡されました。
専門用語が多すぎて訳がわからないです。
ただ、今後も定期的に受けることになるでしょうし、同じような方もいると思うので、頑張って調べてみました。
基本的にはちゃんと主治医から説明を受けてくださいね!後で見返すときの早見表的に使ってください。

上の写真は、病理検査結果の概要です。
Erosive gastritis:びらん性胃炎
UC:ulcerative colitis、潰瘍性大腸炎
gastitis:胃炎
colitis:大腸炎
Group1とは、正常組織および非腫瘍性病変。要はあまり問題ないよ、っていう判断のようです。
Spはおそらく病理検査用にとった、被検査体でしょうか。
みそじ男のものは、Sp1は胃からとったもの、Sp2-4が大腸からとったものでしょうか。
Groupに関する説明は下記の通り。
Group X | 生検組織診断ができない不適材料 |
---|---|
Group 1 | 正常組織および非腫瘍性病変 |
Group 2 | 腫瘍(腺腫または癌)か非腫瘍性か判断の困難な病変 |
Group 3 | 腺腫(大腸がんになる可能性があるものは腫瘍性ポリープである) |
Group 4 | 腫瘍と判定される病変のうち,癌が疑われる病変 |
Group 5 | 癌 |

潰瘍性大腸炎 病理検査用の用語集
Erosive gastritis:びらん性胃炎
UC:ulcerative colitis、潰瘍性大腸炎
foveola epithelium:腺窩上皮
gastitis:胃炎
colon mucosa:大腸粘膜
colitis:大腸炎
erosion:びらん
atypia、dysplasia:異形成
浮腫:むくみ?
要はまとめると、
「UC(潰瘍性大腸炎)なんだけど、Group1だったよ。
びらんや炎症はみられたけど、大きな問題じゃないね。」
といったとこでしょうか?
主治医からの説明も上記のような感じでした。
潰瘍性大腸炎患者がうけた肝炎ウイルス検査
潰瘍性大腸炎の治療薬によっては、肝炎を調べる必要があるそうです。
みそじ男は心配性なので、とりあえず調べられる検査は全てしてもらいました。
下の資料は、肝炎ウイルス検査だそうです。
単語説明は以下の通り。
みそじ男は全部陰性でした。よかった。
HBs抗原:B型肝炎ウイルス(HBV)検査で有無を判断。HBs抗原がが血液中にあるかどうかを調べます。HBs抗原が陽性(+)の場合、HBVに感染していることを意味します。陰性なら感染していません。
HCV抗体:C型肝炎ウイルス(HCV)感染の有無を判断。陽性だった場合、現在C型肝炎ウイルスに感染している可能性があります。
RPR:梅毒の検査。陽性の場合、梅毒に感染している可能性があります。
TP抗体:梅毒トレポネーマ抗体定性の検査。RPRとともに使う。両方陰性であれば、非梅毒・梅毒感染のごく初期。
↓こちらもおそらくウイルス肝炎検査。

HCV 3RD CUT OFF INDEX
HCV抗体は、HCV感染の検査とのことです。
こちらも陰性でしたー、良かった。
潰瘍性大腸炎患者が受けた癌検査 TUMOR MARKER 検査報告書
TUMOR MARKER 検査報告書というものです。
CEA:大腸、肺、胃などの癌で陽性となる項目。
CA19-9:膵管、胆管、胆嚢、唾液腺、気管支腺、前立腺、胃、大腸などの癌で陽性となる項目。
心配性なみそじ男は、潰瘍性大腸炎が関係する大腸だけでなく、他の部位の癌も調べたかったので、幅広くみることができて助かりました。
今のところは数値が低く、大きな問題はなさそうでした。
潰瘍性大腸炎患者 内視鏡検査 病理検査結果 まとめ
上記の検査内容や結果を、自分用に備忘録的にまとめておきます。
今回は、大腸だけでなく、胃の検査もしてもらったので、胃に関する結果が含まれていた。
まずは、病理検査として、自分がGroup1-5のどこにあるかを理解することが大事。
Group1なら安定しているし、Group2以上になった場合は、潰瘍性大腸炎が再燃していると考えても良いかもしれません。
次に、結果としての癌や肝炎がないかを調査する。とくに大腸がんに関しては、潰瘍性大腸炎患者だと罹患する可能性がとても高いため、気をつけてチェックしないといけない。
今のところは陰性なので問題ないけど、麻酔をかけて検査するなら、多少値段が高くても、全部検査してしまうのは良いだろうと思いました。
次回以降も必要があれば検査してもらおう!
まとめ
いかがでしたか?マニアックな内容でしたが、きっと困っている人もいるのではと思い、エントリーしてみました。
何はともあれ早期発見・予防に越したことはありません。これからも潰瘍性大腸炎患者である限り、毎年の内視鏡検査・病理検査はやっていこうと強く誓いました。
アリーヴェデルチ(さよならだ!)
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