潰瘍性大腸炎(UC)は原因がわかっていない難病ですが、ストレスは胃や腸にとって大敵であり、おそらく潰瘍性大腸炎(UC)患者にとってもあまり良くないものだと思います。生きていく上でストレスはつきものなので、どのようにストレスと付き合えばよいか、そもそもストレスとは何かを今日は理解していきましょう。
今回のエントリーでは、ストレスとはそもそも何か、から理解していきます。医学的なことは専門サイトを見てください!ネット探せばどこにでもありますからね。そういったものを読んだ上で、みそじ男なりの見解をここではエントリーしています!
ストレスとは
ストレスとは、『生活上のプレッシャー、および、それを感じたときの感覚である(wikipedia、 ブルース・マキューアン、エリザベス・ノートン・ラズリー 2004, pp. 15-16.)より引用』と定義されています。
仕事でストレスを感じる人は
厚労省の調査によると、60%以上の人が仕事の中でストレスを感じながら仕事をしているそうです。この結果は、1980年から始まった調査によると、少しずつ増加傾向にあるようです。(1980年台は50%程度)もともとは物理学の用語のようですね。
ストレスの原因は
最も多いのが『人間関係』、つぎに『仕事の質』、他には会社の将来性や、自身の昇給・昇進について、老後のことについて、など未来のことにストレスを感じる人が多いようです。
ストレスが及ぼす影響は
ストレスは以下の3つに影響を及ぼすようです。
・心理面→イライラや気分の落ち込み。
・行動面→酒や煙草の多量摂取。仕事でのミスや注意散漫。
・身体面→頭痛、肩こり、腰痛、目の痛み、不眠、胃痛、便秘・下痢。
とくに身体面は、直接的に潰瘍性大腸炎(UC)に関係ないとしても、下痢をしているということは、腸に悪影響が及んでいることは推測できますよね。
潰瘍性大腸炎(UC)とストレスの関係
そもそも難病とは原因や解決策不明の病気のことを指すので、ストレスが潰瘍性大腸炎の原因かどうかはわかりません。ただ、上記にもある通り、ストレスは身体面にも様々な悪影響を引き起こすので、関係がまったくないとは言い切れないと、みそじ男は考えています。
ストレスホルモンによる潰瘍性大腸炎(UC)の悪化
最近の研究で、何らかのストレスが加わると、脳下垂体からストレスホルモンが生み出され、腸の動きがおかしくなり、過敏性腸症候群になってしまうという文献をみました。過敏性腸症候群は、炎症などが起きていない状態で下痢などが起きているので、潰瘍性大腸炎とは異なるものですが、腸に異常を引き起こすという点では、何かしらのつながりがあるのではないでしょうか?
交感神経・副交感神経のバランスが崩れ潰瘍性大腸炎(UC)が悪化
以前もエントリーしましたが、腸のぜん動運動は副交感神経によって支配されています。一方で、ストレスを受けると、交感神経が優位に働きやすくなります。交感神経が働きすぎると、腸の運動が少なくなり、便秘の原因になったりします。
このことが腸に負担をかけるため、潰瘍性大腸炎に少なくとも影響しているのではないかと、みそじ男は考えています。
みそじ男の実体験(ストレスとUCの関係)

みそじ男は、ばりばり働いているサラリーマンなのですが、ストレスとUC(潰瘍性大腸炎)は大きな関係があると実感しています。みそじ男が潰瘍性大腸炎と診察されたとき、『プレッシャー』によるストレスが人生史上もっともありました。
新規事業をゼロから立ち上げるミッションを同時に2つ背負い、失敗すれば数億円の損失を会社に与えてしまうという環境下でした。さらに、部下は全員自分より年上で、なかなか言うことを聞いてくれない。事業の立ち上げきなので、なんでも自分でやらなくてはならない。売上はなかなか上がらず、周囲からは期待と不安の声がかけられ、プレッシャーに潰されそうになる、という状態でした。
今まで白髪が生えたことなかったのですが、急に白髪が増え、その頃から血便が止まらなくなりました。
血便は痛くないので放っておいたのですが、結果として潰瘍性大腸炎であることの発見が遅れてしまいました。
原因不明と言われていますが、みそじ男は、仕事による過度なストレスは、潰瘍性大腸炎の原因になったと思っています。それまで血便など一度もしたことがなかったので・・・
その後も、役割柄、会社の役員をやったり、新規事業を立ち上げるときは、必ず血便が出るようになりました。バイオリズムとして、ストレスと潰瘍性大腸炎の再燃は、一定の関係性があるように感じています。
まとめ
いかがでしたか。今回は、潰瘍性大腸炎(UC)とストレスの関係について、考察していみました。みそじ男は、潰瘍性大腸炎にかかっていても、付き合い方次第ではしっかり働けると思っているので、働く上では避けることのできないストレスにどう向き合うかは一つの大きなテーマだったりします。
次回は、潰瘍性大腸炎に多かれ少なかれおそらく影響を及ぼすでろうストレスにどのように向き合うべきかをエントリーしていきます。
アリーヴェデルチ(さよならだ!)
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