※本シリーズの総まとめ編を公開しました!
http://nambyo-career.com/2018/05/05/entry-22/
団信の審査をする中で新たに紹介されたサービスについて、考えさせられるサービスがあったので、その紹介をしたいと思います。今回、ローン担当の方から案内されたサービスは、疾病保証というものでした。
三菱東京UFJ銀行
7大疾病保証付き 住宅ローン
http://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/bigseven.html
最初は、ぶっちゃけウザい追加営業だなぁ・・・と思っていたので、説明を拒否してしまったのですが、いざ自分で目を通してみると、意外に面白いサービスだなぁ、と。考察も含めて、本サービスについて書いてみたいと思います。結論を先に書いておくと、心配症の方、もしくは、潰瘍性大腸炎になって10年以上が経過している方にとっては、検討する価値のあるサービスだと思います!
尚、潰瘍性大腸炎でも団信に加入できるか、シリースは以下のとおり。
http://nambyo-career.com/2018/03/03/entry-3/
http://nambyo-career.com/2018/03/10/entry-4/
前提
前提情報ですが、下記の通りです。めちゃくちゃ個人情報www
【借り入れ希望額】
5,000万円強
【団体信用生命保険 申込書兼告知書に記載した内容】
潰瘍(かいよう)性大腸炎であること
潰瘍性大腸炎の罹患期間は2年弱であること
治療中であり、現在は寛解期であること
【告知書とともに提出した書類とその内容】
①健康診断書(直近1年は問題なし)
②源泉徴収票2年分(中堅企業の課長クラスの年収くらい)
③潰瘍性大腸炎に関する最新の医師の診断書
-半年前に定期健診の内視鏡検査で寛解期と診断
-直近でも診断して頂き、半年間の間でも再燃はしておらず、投薬数も減少していると診断書に記載頂く
三菱東京UFJ銀行 7大疾病保証付き 住宅ローン
ローン担当の方から紹介されたのは、下記サービス。
http://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/bigseven.html
HPからの引用
まずはHPからわかりやすい情報をpickupしてみました。こういう金融のページって、とにかくわかりづらい・・・説明責任があるので、あれもこれも情報を載せなきゃならないのは分かりますが・・・
3大疾病と呼ばれる、悪性新生物(がん)、脳卒中、急性心筋梗塞。そして高血圧性疾患・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変といった生活習慣病。
まだ身近に感じられないかもしれませんが、実は、日本人の死因の約44%が7大疾病というデータもあり、もしもの時への備えを考える人が増えてきているようです。【引用元】
三菱UFJ
http://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/bigseven.html
ケース1
住宅ローン返済3年目にて糖尿病を発症
●性別:男性
●年齢(罹患時):30代後半
●借入期間:34年
●病名:糖尿病
●お支払保険金総額:約2,990万円
ローン返済月額の保険金:約120万円
ローン残債一括保険金:約2,870万円
●経緯:低血糖状態が頻発し、就業不能状態が継続。投薬治療を継続するも、就業不能期間が1年と30日を超過。
ケース2
住宅ローン返済2年目にて白血病を発症
●性別:男性
●年齢(罹患時):30代前半
●借入期間:35年
●病名:白血病
●お支払保険金総額:約3,700万円
ローン返済月額の保険金:約130万円
ローン残債一括保険金:約3,570万円
●経緯:長期間に及ぶ化学療法により就業不能期間が1年と30日を超過。
【引用元】
MUFG 7大疾病保証住宅ローン
http://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/bigseven.html
http://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/pop_doushite.html
考察
ただの住宅ローン(団信)と疾病保証付きと何が違うのか、私なりに考えてみました。
通常の住宅ローン(団信加入)
→借入者が死んだ場合、ローンの残額を支払う必要がなくなる
疾病保証付きの住宅ローン
→借入者が死ななくても、対象の病気にかかり、特定の条件を満たすと、ローンの残額を支払う必要がなくなる
です。
確かに、私の友人でも、20代後半のときに悪性リンパ腫にかかり、治療をしていた2年近くは休職していました。その間、会社や保険会社から手当はでるものの、収入は減少していたことが考えられます。また、現在では幸運なことに完治していますが、無理をすることは勿論出来ず、時短での勤務となっており、収入も減っています。
医療の進歩は目覚ましく、死亡率の高い病気にかかったとしても、病気を治すことができる時代がきています。そう考えると、団信にだけ加入していても安心できない時代がくるような気がしました。大きな病気にかかり、その治療をしながら生活するため働くことができない・収入を減らした働き方を選ばなくてはならない場合、住宅ローンの返済が難しくなり、家の売却なども必要となるかもしれません。
潰瘍性大腸炎患者が疾病保証付きの住宅ローンに入っておくべきか否か。
潰瘍性大腸炎になってすぐ疾病保証付きの住宅ローンに入るのは期待値的にはお得ではないことがわかります。
潰瘍性大腸炎になってすぐに住宅ローンを組んだ場合
一方で、
潰瘍性大腸炎になって10年以上経っている方は、疾病保証付きの住宅ローンに入るのはお得であることがわかりました。
潰瘍性大腸炎になってから10年後に住宅ローンを組んだ場合
でも、本音で言うと、月1万円以下という金額で、大腸がんで働けなくなってしまったとき、住宅ローンのことで悩まなくて良くなると考えると、安い保険だなーとみそじ男は感じてしまいました。人間は合理的ではなく、感情的な生き物であることを表してますねw
もし大腸がんになってしまい、その治療のために十分に仕事ができず、収入が減ってしまい、家族に迷惑をかけることを想像するだけでストレスになり、潰瘍性大腸炎の再発を引き起こしそうですwwwそのストレスを防ぐという意味でも、疾病保証付きの住宅ローンはありかもしれないと思いました。
【上記計算モデル】
三菱東京UFJ銀行の変動金利を採用
疾病保証をつけたときの追加利息+0.3%の場合
借入金を5,000万円の場合
潰瘍性大腸炎患者が大腸がんになる確率は下記を参照
潰瘍性大腸炎患者が大腸がんになる確率
発病から10年:0.5%
発病から20年:4%
発病から30年:6%
Hata K, Watanabe T, Kazama S et al. Earlier surveillance colonoscopy programme improves survival in patients with ulcerative colitis associated colorectal cancer : results of a 23 – year surveillance programme in the Japanese population. Br J Cancer 2003;89:1232 – 6.
お薦めの疾病保証付き住宅ローン
私自身もこれから申し込むため、追ってレポートしたいと思いますが、住信SBIネット銀行が金利的には一番良さそうです。
色々探した結果、私自身は、潰瘍性大腸炎でも審査が通り、団信革命という疾病保障がつけられるりそな銀行にしようかなーと思っていました。潰瘍性大腸炎でも、最優遇で審査が通り、疾病保障をつけても0.7%強位の金利でした。潰瘍性大腸炎患者にとっての住宅ローンとして、私はりそな銀行の団信革命をおすすめしています。
しかし、世の中は広いですね。見つけてしまいました。(※2018年5月更新)
住信SBIネット銀行さんは全疾病保障をつけても0.457%・・・。5,000万円借り入れるなら、その差は35年で200万くらい費用を抑えられるのではないでしょうか?月でも3-4,000円の差が出てくるはずです。
ただ、潰瘍性大腸炎患者にとってネット銀行の審査は、天敵。通るか通らないかは自分の症状次第なんですよね。とはいえ、200万円以上の費用削減に繋がる可能性があるなら、少しでもその可能性にかけてみるべきだと思います。
SBIマネープラザさんで、対面で相談にのってくれるみたいです。私は早速申し込んだので、また結果のご報告ができればと思います。
まとめ
若くして潰瘍性大腸炎になっており、大腸がんになる確率が高い方にとっては、疾病保証つき住宅ローンは良いサービスかもしれません。あとは私みたいな心配性の潰瘍性大腸炎患者の方にもピッタリのサービスです笑
それではー
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