潰瘍性大腸炎患者が減っているような記事を見かけましたが、結論から言うと減っていないと思います。そもそも『治療できない』から指定難病なんで、減るわけないんですけどね。この辺り誤解があるとよくないので、分かる範囲でまとめてみました!
難病とは何か?
みそじ男の解釈としては、
『原因がわからない』
『利用法が確立されていない』
『長期間の治療が必要』
だと、難病だと捉えています。
指定難病とは?
その中でも、医療費助成を受けられるのは『指定難病』だけとなります。
指定難病とは、
『患者数が一定の基準(国の人口の0.1%程度)より少ない』
『客観的な診断基準がある』
という定義があるようです。
これまでは56疾患が対象でしたが、2017年4月から330疾患が対象となりました。
指定難病への医療費助成は何故生まれたか?
もともとは治療法が確立していない56疾患を対象に、
国が治療費を助成する「特定疾患治療研究事業」がありました。
その後、2015年1月から「難病法」というものが施行され、
より多くの疾患に対して医療費助成制度が適応されるようになりました。
潰瘍性大腸炎患者は減っているの?
潰瘍性大腸炎患者が減っているみたいな記事をみつけましたが、
おそらく下記データをみて誤解したんだと思います。
潰瘍性大腸炎患者で医療受給者証を受け取った人材
2014年181,560人
2016年167,872人
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/14/
これは正しくは潰瘍性大腸炎患者が減っているわけではないんです。
2014年には18万人を超える医療受給者証を受け取った潰瘍性大腸炎患者がいました
が、
2016年には16万人台へと減少しているというデータです。
これは、2015年より一部の軽症者が同医療受給者証の発行対象から外れたためだと
感じられます。
残念ながら潰瘍性大腸炎患者は減ってないんですよね。
それよりも、潰瘍性大腸炎患者が医療受給者証を受けられない人が出てきているこ
とが不安ですよねー。
何故、潰瘍性大腸炎患者の一部が医療受給者証を受けれないのか?
潰瘍性大腸炎にも病気の重さに応じてレベル分けされています。
『重症』『中等症』『軽症』

対象になるのは『重症』『中等症』だけみたいです。
みそじ男も現在は『軽症』なので、対象になりませんね。
(※そもそも、みそじ男は申請していなかったので関係ありませんが)
これまで受けていたけど、『軽症』と判断され、
医療受給者証を受けれない方が
約1万人近く出てきたということでしょうか。
軽症になったのはいいことですけど、
潰瘍性大腸炎は本当に山の天気のように急に悪化したりするので、
また中等症以上になったときに、すぐに受給者証を受けれるといいですよね。
潰瘍性大腸炎って指定難病ではなくなるのか?
そもそも潰瘍性大腸炎が指定難病でなくなるのでは?
という噂もあるようです。
指定難病の基準に一つに
『患者数が一定の基準(国の人口の0.1%程度)より少ない』
があるからですね。
現状、0.1%を上回る患者数がます。
ただ、みそじ男としては、
治療法が見つかっていない、
且つ、多くの人が苦しんでいる病気だからこそ、
指定難病として認定して、しっかり国としてサポートしていく必要があるのでは?
と思ったりもします。
まとめ
あまり面白いエントリーではなかったですが、気になったことなので、調べてみましたー。医療費を削減しようとしている中で、軽症の患者さんが医療受給者証を受けれなくなるのは必然の流れだと思います。何事も優先順位がありますからねー。
ただ、潰瘍性大腸炎は寛解していても、急に再燃する病気なので、その際の対応はスピーディーにやってもらえると安心ですね。
潰瘍性大腸炎患者である安部さんが日本の総理大臣である限りは、このあたり丁寧に対応してもらえそうですね。
それではー
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