以前、潰瘍性大腸炎患者にとって必ずしもヨーグルトはいい食べ物ではない、ということを紹介しました。
http://nambyo-career.com/2018/07/17/entry-36/
前回紹介した観点も踏まえて、どんなヨーグルトを摂取すべきかを、今回は紹介したいと思います。
潰瘍性大腸炎患者はヨーグルトの何を気をつけるべきか
参考にした本は、
松生恒夫.腸が嫌がる食べ物、喜ぶ食べ物40歳を過ぎたら知りたい、病気にならない食習慣(SB新書).Kindle版.
です!
以下が、潰瘍性大腸炎患者にとってヨーグルトがあまりよくないと言われている理由です。
脂肪が多い
ヨーグルトの成分について脂肪の面から語られる機会は、これまでほとんどありありませんでした。実は、豆乳などと比較してみると、ヨーグルトや牛乳は、100g中に含まれる飽和脂肪酸やコレステロールの含有量が格段に多いのです。
【引用元】
松生恒夫.腸が嫌がる食べ物、喜ぶ食べ物40歳を過ぎたら知りたい、病気にならない食習慣(SB新書).Kindle版.
ヨーグルトには乳酸菌が入っているので、腸に良いとされていますが、腸への負担が高い飽和脂肪酸やコレステロールが多いのも事実です。
飽和脂肪酸に関しては、潰瘍性大腸炎に直接的に関係があるかわかりませんが、常温では個体で存在するものですので、動脈硬化や心筋梗塞の原因になるといわれています。
コレステロールに関しては、悪玉菌が増加していき、腸内環境を悪化させてしまう可能性があります。
飽和脂肪酸もコレステロールも潰瘍性大腸炎を悪化させるかは正直わかりませんが、体への負担が大きいことは間違いないので、ストレスを避ける意味では過剰摂取は気をつけた方がよいと思っています。
動物性乳酸菌は腸に届かない!?
ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌は、その多くが胃や腸の消化液で死滅してしまいます。乳酸菌の効果に着目するなら、腸まで生きたまま届く乳酸菌を含むヨーグルトを選ぶか、日頃から漬け物など植物性乳酸菌を含む食材を多く摂るよう心掛けたほうがいいのです。
【引用元】
松生恒夫.腸が嫌がる食べ物、喜ぶ食べ物40歳を過ぎたら知りたい、病気にならない食習慣(SB新書).Kindle版.
牛乳に繁殖してヨーグルトをつくる動物性乳酸菌は、腸には届きにくいと言われています。そのため、ヨーグルト経由の乳酸菌による整腸効果はあまり期待できない可能性があります。
潰瘍性大腸炎患者にとっておすすめのヨーグルトとは
とはいっても、忙しいサラリーマンにとってヨーグルトは手軽に栄養を取ることができる便利な食品。毎日取っている人も多いのではないでしょうか?潰瘍性大腸炎患者が取るべきヨーグルトについて考察してみました。
脂肪が少なく、腸まで届く菌が含まれている
脂肪が多いこと、腸まで菌が届かないことが問題なのであれば、その逆のヨーグルトを探せばよいですね。低脂肪で、腸まで届く菌が含まれているヨーグルトが、潰瘍性大腸炎患者にとってはベストヨーグルトです。
潰瘍性大腸炎患者におすすめしたいヨーグルト
ずばり、
ビヒダス
プレーンヨーグルト 脂肪ゼロ
http://bifidus.jp/products/#item03

です。
どこでも売っているヨーグルトですが、潰瘍性大腸炎患者にとっては有り難い内容ばかりだな、と思っています。
ビヒダス ヨーグルト 脂肪ゼロが優れている理由 ①低脂肪
名前の通りですが、ヨーグルトなのに脂肪ゼロ(栄養表示基準に基づいているので、「脂肪ゼロ」は100g当たりの脂質が0.5g未満の場合に表示できる内容です。実際はゼロではないと思います)なのが特徴です。
潰瘍性大腸炎患者にかかわらず、これはありがたいですよね。
ビヒダス ヨーグルト 脂肪ゼロが優れている理由 ②腸まで届く菌
色々書いてあるのですが、ビフィズス菌BB536というのが、とにかくすごい菌のようです。要はでまとめてしまうと、生きたまま大腸まで届き、腸内フローラを整え、健康にしてくれるようです。
ヒトに適したビフィズス菌!
ビフィズス菌BB536は健康な乳児から発見された、Bifidobacterium longum(ビフィドバクテリウム・ロンガム)というヒトのおなかにすむ種類のビフィズス菌です。 現在市販されている他のビフィズス菌製品には動物にすむ種類のビフィズス菌が使われていることが多くありますが、やはりヒトに適しているのはヒトにすむ種類のビフィズス菌と考えられます。生きたまま大腸に到達する!
一般的にビフィズス菌は酸や酸素に弱いのですが、ビフィズス菌BB536は他のビフィズス菌に比べて、酸や酸素に強く、製品の中での生菌数が高く、生きたまま大腸に到達することができる菌です。長年の研究と製品応用に裏づけられた安全性!
森永乳業では1969年にビフィズス菌BB536を発見し、約半世紀にわたってビフィズス菌の研究および製品への応用を続けてきました。この長年の研究データの蓄積により、その安全性が裏付けられています。また、2009年には米国においてGRAS(Generally Recognized As Safe、「一般的に安全と認められたもの」)FDA認定を取得しています。世界各国での使用実績!
ビフィズス菌BB536はこれまで累計30カ国以上でヨーグルトやサプリメント、育児用粉ミルクなどに利用されてきました。ビフィズス菌BB536は日本国内に限らず、世界でも効果や安全性が認められた有益なビフィズス菌です。数多くのビフィズス菌の中から選ばれたビフィズス菌!
菌の名前には英数字がついていることがありますが、これらは菌株名と言います。人に個性があるように、同じ種類の菌でもそれぞれに形態や生理機能が異なることがあり、これらを分類するために名前がついています。BB536という名前もその一つで、数多くのビフィズス菌の中から選ばれた菌株です。多くの生理機能が研究されている!
ビフィズス菌BB536は長年の研究から、整腸作用をはじめとして、病原菌やウイルス感染を防いだり、アレルギー予防、潰瘍性大腸炎を緩和する作用など数多くの機能性が明らかにされている菌です。【引用】
森永乳業 ビフィズス菌BB536について
http://bifidus.jp/about/
ビヒダス ヨーグルト 脂肪ゼロが優れている理由 ③入手しやすい
割りとどこのスーパーでも見かけますよね。コンビニではあまり見ませんが、スーパーに行くと高い確率で売っているような気がします。賞味期限の短い食べ物なので、手に入れやすさもポイントだと思います。
ビヒダス ヨーグルト 脂肪ゼロが優れている理由 ④安い
スーパーにいけば大体150円前後で手に入ります。健康食品やサプリに頼ろうとするとお値段がはることが多いですが、この価格で手に入るのはとても助かりますね。
まとめ
いかがでしたかー?滅茶苦茶どうでもいい雑記でしたが、日々口にするヨーグルトについて考察してみました。体をつくるのは食事。潰瘍性大腸炎患者だからこそ、ひとつひとつの食べ物・飲み物にこだわっていきたいですね。
それではー
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