一人暮らしを始めてから十数年、ずっと賃貸で過ごしてきましたが、いい年になってきたので、いよいよ家を買おうと思っています。マンションにすべきか、戸建てにすべきか。都内にすべきか、郊外にすべきか。潰瘍性大腸炎患者ならではの視点でも考えてみました。
みそじ男のペルソナ
・30代前半
・潰瘍性大腸炎(難病)持ち
・仕事は健常者と変わらず出来る
・妻あり、子なし
・ふたりとも都心勤務
・世帯年収だと1本を超える
・みそじ男は千葉出身、妻は中国地方出身
マンション・戸建てを買う前にやるべきこと

家は人生の中でも最も大きな買い物になる可能性があります。だからこそ、感覚だけで買い物をしてしまうのはとても危ないですよねー。奥さんと喧嘩してしまった、なんて話も良く聞きます。みそじ夫妻は喧嘩こそしませんでしたが、条件を決めずにふらふらと遊び感覚で見に行きすぎたため、2年近く探すことになりました。条件を決めた後はすいすいと意思決定が進み、結果としては条件決めから1ヶ月弱で、東京駅3km圏内・駅徒歩3分・夫妻ともに会社まで20分以内・新築一戸建て・フリーデザイン(自分で間取りやデザインを決められる)を選びました。何故そういった結果に至ったか、何回かに分けて紹介したいと思いまーす。
条件として検討すべきこと

条件としてどんなことを検討すべきか、私なりの持論ですが紹介したいと思います。
・予算
・マンション or 戸建て
・希望エリア・路線
・都心 or 郊外
・駅近 or 駅遠
・条件悪い・広い・安い or 条件良い・狭い・高い
・資産性重視 or 居住用
この辺りを決めておくと良いと思います。当たり前の話ですが、特に予算は決めておいたほうがいいと思います。みそじ夫妻は予算を明確に決めないまま、色々な物件を見に行ったため、結果としては無駄な見学も多くなってしまったと思います。(夢を見る意味では、面白かったですが!高級マンションはこういった機会じゃないと見れないので、お薦めです笑)
潰瘍性大腸炎患者が気にすべきこと

すべて紹介しているとものすごい長い記事になってしまいますので、初回は潰瘍性大腸炎患者が気にすべきことを紹介したいと思います。
住宅ローン
本ブログでも何度か紹介していますが、潰瘍性大腸炎患者にとって一番の壁は住宅ローンです。現在低金利なので、住宅ローンを組むにはとても良い時代ですが、低金利の住宅ローンは潰瘍性大腸炎患者では承認が通らないこともあります。ここでは注意すべき点と、私のお薦めの金融機関を紹介します。
【基礎知識として知っておくべきこと】
住宅ローンには団体信用生命保険というものがあります。潰瘍性大腸炎患者の皆さまは、この保険つきの住宅ローンを組むことを強くお薦めします。団体信用生命保険というのは、簡単に言うと、《ローンを組んだ方が亡くなったときに、残ローンを返す必要がなくなる保険》です。潰瘍性大腸炎は死につながる病気ではありませんが、合併症として大腸癌になる可能性は高くなります。万が一のときのために、保険付きの住宅ローンに入るべきだと、みそじ夫妻は話し合いの結果なりました。
【注意すべき点】
予算が決まったなら、先んじて団信つきの住宅ローンの審査を通しておきましょう。潰瘍性大腸炎であることを住宅ローンの審査の際に申請する必要があります。(潰瘍性大腸炎である場合は必ずその旨を書いて下さい、とわざわざ指示している金融機関がほとんどです。。。)私の感覚ですが、寛解期にあったとしても、半分の金融機関からは否決の連絡が来ます(かわりにワイド団信という、金利が少し高いものが承認されるケースが多いです)。一方で半数の金融機関からは一般団信の住宅ローンで承認の連絡がきます。潰瘍性大腸炎の死亡リスクから考えれば、もっと一般団信で承認されていいのでは、と個人的には思っています。
【お薦めの金融機関】
ずばり
住信SBIネット銀行
りそな銀行
三井住友信託銀行
の3行です。
りそな銀行は、金利もとても安く、また潰瘍性大腸炎患者でも一般団信の承認が得られる可能性がある、という点ではもっとも良い金融機関だと私個人としては思っています。潰瘍性大腸炎患者は必ず審査を出しておくべき金融機関です!
三井住友信託銀行は、金利自体は安いわけではないのですが、審査スピードが早く、また潰瘍性大腸炎患者でも一般団信の承認が得やすい、というメリットがあります。
疾病保障
住宅ローンを組む際に、疾病保障というものにも入っておきましょう。疾病保障とは簡単に言うと、《指定の病気にかかったとき or 健康状態になったとき、住宅ローンの残額を返す必要がなくなる保険》です。住宅ローンの金利に0.3~0.4%がプラスされます。
潰瘍性大腸炎患者は、健常者より大腸癌になりやすいんです。もちろん癌にならないに越したことはないのですが、現在医療も進化し続けており、癌になっても一命を取り留めることが多くなってきています。ただ元気なときのように働けるかというと、その保障はありません。その保険のためにも、潰瘍性大腸炎患者は疾病保障も必ず付けておいた方が良いと思います。
会社から通える距離
潰瘍性大腸炎がいつ活動期を迎えるかわかりません。活動期を迎えた潰瘍性大腸炎患者にとって通勤は地獄の時間です。お腹が痛く、何度も満員電車から降りなくてはいけない。そして駅のトイレが意外に遠い。トイレに辿り着いたとしても空いてると限らない。通勤は本当に辛いです。もし会社と家が近ければ、最悪タクシーを使うこともできます。電車も短い時間なら我慢することができます。潰瘍性大腸炎患者にとって、職住近接は意外に大事な条件ではないでしょうか?
まとめ
第一弾ということで、さわりの部分だけ紹介しました!潰瘍性大腸炎患者にとって家探しは結構しんどい時間になるかもしれません。色々とストレスがかかります笑潰瘍性大腸炎患者にとってストレスは天敵ですよね。少しでもみなさんのストレスを軽減できるように、今後もみそじ男の経験談をアップデートしていければと思います!
それではー
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